失敗の可能性があることは、いずれ失敗するという「マーフィーの法則」がある。
日常でよく起こること、例えば新品の真っ白なスニーカーを履いた日に限って、急な雷雨で靴が汚れ、さらに誰かに足を踏まれる」。よりによって…という経験則に基づくジョークの類のことだ。
この「○○のときに限って」というマーフィーの法則を、「2階ビューティーサロン店舗のサイン広告の見せ方」に当てはめてみたい。
この場合、重要な場所での見せ方ほど、失敗する場合が多い。
状況としては客数が見込めず焦りが生じている局面。「これが路面店だったらな〜、もっと店舗を美しく効果的に打ち出すことができるのに…」、この時点で、2階というデメリットにのみに意識が縛られている。
思いを巡らせるがどうすれば良いかわからない、そこで親しい人に相談することになる。
すると友人は、
「店舗は目立たなければ存在しないのと同じだよ!もっと親近感が大切ね!」
そのように友人から指摘され、狭い共用部の階段に写真スタンドPOPに加え、「手書き看板」を設置することになったりする。
その結果、「情報のてんこ盛り感」だけが強調され、パッと見た瞬間の視認性や判読性に欠けるばかりか、店舗コンセプトに基づくイメージがズタズタに崩れてしまう。
また「集客力は安さ!」との思い込みにより、禁断の「のぼり」に手をそめる店舗を見かけることもある。確かに目立ちはするけれども、業態が飲食ではないのでチープさだけが伝わることに…。
「手書き看板」や「のぼり」が悪いわけではない。
「そのヒラメキは本当に店舗にとって良いアイデアなのか」と、冷静に問い直すことが大切である。
「ヒラメキ」を「思いつき」で終わらせないためには、デメリットも含めてアイデアを深めること、固定観念に縛られず、さまざまな方向から問題と課題を出すうちに、問題解決は意外なところに存在していることに気がつく場合は実に多い。もちろん店頭における「サイン広告の見せ方と使い方」を知ることは基本である。
もう一つ、突破口を開きたい一心でつい陥りがちなことがある。
それは「やってみなければわからない」という魔法の言葉に惑わされてはいけないということ。この言葉は人の気持ちをポジティブにさせ、一歩前進させる力を持つ。しかしそれが「思いつきの施策」であればどうだろう。結果は、マーフィーの法則になる可能性が高いのではないだろうか。
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