私が提唱する共創のストーリーブランディングは、従来の理論から逸脱したものではありません。
しかし固定観念を捨て、これまでの物語のメソッドから抜け出し、
新たな次元のストーリーブランディングを創る実践的な手法です。
これまでの理論は、企業理念や商品が生まれてきたキッカケ、その経緯、経営者の想いや消費者を繋ぐ架け橋として、
共感を軸にしたストーリーを伝えることによって、差別化された販売動線やファン獲得を目指す方法。
その結果、生活者から共感を得られることによって、親しまれる企業、愛される商品をアピールすることができた。
しかしその手法や表現は普遍的ではあるが、発展的展開という点において、限界があるように思います。
その限界を超える手段はあるのか。

答えはYES。
数秘術は、人間理解のツールである。
私は、数秘術をブランディングに使うとき、
単に“数字の象徴や性質を読む”ために扱っているわけではありません。
私が見ているのは 横軸(時間)と縦軸(深さ) の両方です。
横軸とは、その人が生まれた瞬間から現在までの時間の流れ。
生年月日や名前の数字から、
・資質
・強みと弱み
・運命
・使命
・人格
・内的願望
・思考の癖
などが明らかになります。
これは、履歴書のように“客観的にその人を説明する線”です。
しかし私が扱う数秘は、ここに 縦軸=人生の深さ が加わります。
人は20代・30代・40代・50代と、
予測できない出来事──離婚、リストラ、挫折、転機、喪失──
を経験するたびに、内省し、成長し、姿を変えていきます。
数秘では、この縦軸を
9年サイクルの達成数(その時期に起きやすいテーマ)
として読み解きます。
達成数は “飛躍の時期” を示し、
試練数は “乗り越え方” を示します。
横軸(生まれ持つ本質)と
縦軸(人生で育まれた深さ)が交わるところに、
その人だけの 物語 が立ち上がる。
私は心理学とカウンセリングを用い、
その人が歩んできた深層を丁寧に聴き取り、
数字が示すテーマと照らし合わせながら
“本当の物語” を炙り出していきます。
それを言葉とデザインに落とし込むことで、
ただのブランディングでは終わらない、
共創型のストーリーブランディング が完成します。
